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現役の行政書士が、父親を亡くして知ったこと

親族の範囲とは? 配偶者は何親等になるの? 意外と広い「親族」の定義

 

 

■親族(しんぞく)の範囲は結構広い!

 

 

親族の範囲は、

「配偶者と、6親等以内の血族および3親等以内の姻族」である

とされています。

 

 

親等(しんとう)とは、

親族の間での客観的な距離を数字であらわした単位みたいなものです。

 

 

たとえば、

親と子供の間を1親等、

兄弟は2親等と数えます。

 

 

「兄弟」は1親等かと思いきや、

数え方はすごろくのコースのように決まっていて、

枝から枝へは、その枝の根元を通らなければ行けないように、

いったん親を経由してから兄弟に進むため、

「2親等」とかぞえるのす。

 

 

ではその兄弟に子供(いわゆる甥や姪)がいたら、

またすごろくのます目がひとつ増えて、

3親等となります。

 

さらにその甥や姪に子供ができると、

さらにすごろくを進めるように、

4親等を生じます。

 

 

甥や姪の子供でさえ4親等ですので、

6親等だなんていうのはいかに広い範囲かがわかるというものです。

 

 

 

■配偶者は、何親等?

 

 

ちなみに配偶者との間に親等はありません。

いってみれば距離はゼロなのです。

 

 

先ほど兄弟は2親等と数えました。

親を経由して兄弟へ、すごろくのたとえなら「2個進む」からです。

 

 

では、兄弟が結婚して配偶者ができたら、

その配偶者(兄弟のお嫁さんやお婿さん)は何親等でしょう?

 

 

配偶者は親等の数を増やさないので、

兄弟とおなじ2親等となるのです。

 

 

兄弟の子供(甥や姪)に配偶者ができたとしたら、

その配偶者もやはり甥や姪とおなじで3親等です。

 

 

しかし、親等が距離をあらわす単位なのに、

自分の兄弟も、その兄弟の配偶者もおなじ2親等でいいのでしょうか?

なんとなく違うような・・・すこし差をつけてあげないといけないような気がします。

 

 

■おなじ親等だが血のつながりがない

 

 

そこで親族の定義をあらためてみなおすと、

6親等以内の血族および3親等以内の姻族が、

親族だよ、といっています。

 

 

つまり血族と姻族という概念をつくることによって、

おなじ親等でも色分けをしているのです。

 

 

血族とは簡単にいえば実の親、実の兄弟です。

(配偶者は血は繋がっていませんが、

自分の配偶者だけは例外的に血族にいれられます)

 

 

姻族とは、配偶者にとっての血族であり、

わかりやすくいえば義理の父母や義理の兄弟ですね。

 

 

よって、兄弟の配偶者は、

親等としては兄弟とおなじ2親等なのだけれども、

自分とは血のつながりはない、姻族です。

 

 

3親等以内の姻族というと、

甥や姪の配偶者や、

義理の父母の甥や姪までが該当します。

 

 

■義理の父母は何親等?

 

 

結婚すると

配偶者の父母のことを義理の父とか、義理の母とか呼びますね。

 

義理の(自分の配偶者の)、ですから姻族です。

 

では、彼ら姻族との親等はどのように数えるのでしょうか?

 

これもやはり自分の実の親兄弟とおなじ数え方でいいのです。

つまり姻族であっても父母は1親等、その子供は2親等です。

 

 

自分の実の父母や兄弟と親等の数は一緒なので、

自分の血のつながりのあるほうを血族、

配偶者と血のつながりのあるほう(義理のほう)は姻族、

という色分けをします。

 

 

ようするに

 

「親等」は単純にすごろくで数える、

 

「血族か姻族か」は原則としては血のつながりで分ける、

(自分の配偶者は例外的に血族)

 

 

■いとこは何親等?

 

 

いとことは、おじさんやおばさんの子供です。

 

少し離れていますよね。

私も仲良くさせてもらっているいとこもいれば、

ほとんど顔も思い出せないいとこもいます。

 

自分の兄弟は2親等で、甥や姪は3親等なわけですが、

いとこは何親等なのでしょうか?

 

感覚としては3親等くらいかな? 

などとアバウトに考えてしまいたいところですが、

すごろくのたとえをここでも使うと、

まず1手目が自分の親ですね。

 

(指を折ってカウントしていくと便利です。)

 

次に、親の兄弟へ歩みを進めたいところですが、

そうはせずに、

2手目は親の親(おじいちゃんおばあちゃん)へ進みます。

 

なぜなら、

親の兄弟というからには親の親からうまれているはずだからですね。

 

その次にやっと、

おじさんおばさんのところへたどります。

これが3手目、つまりおじさんおばさんは3親等です。

 

もうお分かりですね。

そのおじさんおばさんの子供である「いとこ」は、

4親等ということになります。